チンギスハーン国際空港 ⇄ ホテルの移動手段はどうすればいい?賢く移動する手段をご紹介!

空港⇆ホテル間を移動する手段

空港から移動するには、主に以下の4つの選択肢があります。

  1. ホテルからの送迎車
  2. 正規タクシー
  3. 非正規タクシー(空港内/路上)
  4. 公共バス

移動に関して優先すべきなのは当然安全、その次に金額でしょう。特に気をつけたいのは、タクシーです。ウランバートルのタクシーは便利ですが空港⇆ホテル間の移動は、通常の移動とは違う金額になります

どの移動にも一長一短がありますので、一つずつ説明していきましょう。

モンゴル人の外国人への対応

モンゴルの方は日本人が好きです。タクシーに乗って日本人だとわかると話しかけてくる方もたくさんおられます。しかし、友人のモンゴル人タクシーの話をそのままお伝えすると、「外国人には高く請求しても構わない」という方が少なくありません。高く請求されないようにするコツも、この記事で説明していきます。

料金の支払い方法について

タクシー/バスに乗るには必ず現金が必要です。タクシー会社に確認してみましたが、クレジットカードは使用できないとのことでした。

チンギスハーン国際空港で換金もできますが、到着が17:30を過ぎると銀行が閉まってしまいます。その場合は日本円もしくは米ドル払いになります。説明の中では日本円でも計算してありますので、参考にしてください。もしかすると、最新の為替での計算ではなく、1円=20tgの計算になるかもしれません。例えば20,000tg必要と言われた場合、日本円で1,000円の計算になります。提示された金額の1/20にすればいいので、簡単ですね。

市内での換金の仕方は、/// 別記事:ウランバートルで換金しよう(coming soon) ///をご覧ください。

❶ ホテルに送迎をお願いする

個人的には、空港からの送迎付きホテルを探すのが良いと思います。ホテルを予約する時に、送迎してくれるのか確認するのが良いでしょう。ホテルまでの説明をする必要もありませんし、金額も前もって確認しておけば安心です。ホテルまで着いてしまえば、そこからの移動はなんとかなります。

Expedia.co.jpなどのサイトでホテルを予約する場合、「空港送迎のあるホテル」を選択できますので、そこから選ぶのが良いでしょう。

❷ 正規タクシーを利用する

ウランバートルにはたくさんのタクシーが走っています。その中には正規タクシー、非正規タクシーがあります。この2つのタクシーの違いについては、下記の記事をご覧ください。

/// 別記事:ウランバートルでの移動手段 #2 タクシー ///

チンギスハーン国際空港に到着し、ラゲッジを受け取って外に出ると、まず非正規タクシー(白タク)の方達が話しかけてくるかと思います。もし正規タクシーを希望する場合は、空港内のインフォメーションカウンターでタクシーを呼んで欲しいと伝えることができます。

遅い時間でなければ、空港から出るとタクシーが並んでいると思います。前もって目的地を紙に書いておく、もしくはスマホに情報を入れておき、それを見せれば伝わるでしょう。

正規タクシーの料金

正規タクシーの料金ですが、基本料金は1km=1,000tgです。2020/10現在の為替で1km=37円ほどです。そのほかに時間や距離で加算される料金があります。別記事でも説明しましたが、渋滞で止まった時に動くメーターの場合もあれば、動いていても関係なくメーターを使用している人もいます。この+αの金額は会社によって、もっというと個人によって変わってきます。

一つの例ですが、友人のモンゴル人が空港から自宅に帰る時に、正規タクシーを利用しようとしました。距離でいうと16kmほどの距離です。普通の計算でいけば16km × 1,000tg = 16,000tg、これに+αの金額ですが、30,000Tgを出しても乗せてくれなかったそうです。

タクシー会社にも電話で確認してみましたが、ホテルを指定して空港からの金額を聞いても、その時によって違うとの回答でした。その時の道の混み具合で金額が変わるわけなので、分からないというのは当然ですが、計算の仕方がバラバラなのは少し怖いですね。前もって交渉できないのが残念なところです。

❸ 非正規タクシー(白タク)を利用する

空港から非正規タクシー(白タク)を利用する場合、2つの種類があります。一つは空港内に待ち構えている白タクと、道で拾う白タクです。この2つも料金が変わってくる可能性がありますので、違いを説明しましょう。

空港内の非正規タクシー

空港内に待ち構えている白タク運転手は多少安心できます。なぜなら、空港職員にも、そこで同様の仕事をしている人にも顔が割れているからです。あとで「タクシーに乗る時の注意点」でも説明していますが、何か大きな問題を起こした時には、その運転手は空港内に出入りできなくなる恐れがあります。そのためトラブルが起きる確率は低くなるでしょう。中には少し日本語や英語を話すことができる方もおられるので、説明するも楽かもしれません。

気になる料金ですが、こちらも基本は1km=1,000tgです。正規タクシーのように距離や時間によって加算されるシステムはありません。しかし、空港からほかに良い移動の手段が無いことから、多少高くなります。私の友人は、15km前後の距離を25,000tg〜30,000tg2020/10月現在の為替で、930〜1100円で送迎してくれます。この金額を目安にして交渉することができるかもしれません。GoogleMapで距離を計算しておき、+10,000tg以内であれば、良心的な価格設定だと思います。

どこに行きたいのかを説明できるよう、ホテル名やその場所を表した地図を準備しておくと良いと思います。

道で拾う非正規タクシー

「空港内で拾う白タクは少し高めの設定をしているが、一般道で拾う白タクの方は通常の料金で乗せてくれるかもしれない」。これもモンゴル人タクシーから聞いた情報です。確実にその金額で乗れるというわけではありませんので、ご注意ください。

通常白タクは1km=1,000tg以外のお金は取りません。それで、一般の白タクを利用したい場合は、空港からまず歩いて道路に出ましょう。チンギスハーン国際空港は日本の地方空港よりも小さいので、道路まではすぐに出られます。

道路に出たら手を道路に出してブラブラさせてみましょう。白タクに乗る方法は街中でタクシーを拾う方法と同じです。/// 別記事:ウランバートルでの移動手段 #2 タクシー ///をご覧ください。

この方法はホテルから空港へ行く時もオススメです。筆者も自宅から空港までよく利用しています。基本はすぐに停まってくれると思いますが、曜日や時間帯によっては全く停まってくれないこともあります。

もしモンゴルtg(トゥグルグ)の現金を持っていなかった場合ば、日本円/米ドルでの支払いでもいいかを確認しましょう。

● 豆知識 ●
ある程度大きなホテルでは、送迎してくれたタクシーにチップを渡すシステムがあるようです。もしかすると、ホテル到着後、本当に送迎してもらったかどうかを確認されることもあるかもしれません。

料金の支払い方のコツ

非正規タクシーに乗る場合は距離で計算されます。そのため最初にメーターをリセットしてもらいましょう。メーターをリセットする方法も別記事:ウランバートルでの移動手段 #2 タクシーの中で説明しています。

そして目的地に到着した時に、相手に金額を言われる前に距離 × 1,000tgで計算してその金額を渡します。そうすることで、値段を吊り上げにくくできます。多少強気にお金を渡せば受け取ってくれるでしょう。

❹ 公共バス移動について

上級者向けですが、日中はバスでの移動も可能です。空港から数百メートルのところにバス停がありますので、そこから乗ればひと乗り500tgで移動できます。ただし目的地まで何番バスに乗れば良いのか、どこで乗り継ぎをすれば良いのかを理解するのは非常に難しいでしょう。荷物を持ってバスに乗るのもなかなか根性が要ります。そのリスクと体力を考えたら、タクシー移動が良いでしょう。

バスに乗るためには、基本はバスカードが必要です。バスカードの購入方法は
/// 別記事:ウランバートルでの移動手段 #1 公共バス ///をご覧ください。

どうしてもバスで移動しなければならない場合は、お釣りなく500tgを持っていれば、ほとんどのバスは運転手に直接現金を渡せば乗る事ができると思います。

筆者は、日中に出発する便に乗る場合には、バスでの移動も視野に入れますが、おそらくタクシーに乗ってしまうでしょう。帰国前に体力を使いたくないので・・・。

タクシーに乗る時の注意点

別記事:ウランバートルでの移動手段 #2 タクシーの中でも、タクシーに乗る時の注意点を書きましたが、空港⇆目的地のタクシーにも特有の注意点があります。

1、車のナンバープレートの写真を撮る

これは、友人のモンゴル人タクシー運転手からの知恵です。法外な金額を要求してきたり、別のトラブルにあったとしても、車のナンバーを撮っておけばあとで説明する時に役立ちます。もし忘れ物をしてしまった時にも、車の車体も含めて写真に収めておけば、探し出すことができるかもしれません。

特に、空港内を出入りするタクシーは、トラブルを起こすと出入りできなくなってしまいます。そのため、写真を撮っておけば安心とのことでした。

2、料金を前払いしない

通常タクシーに乗る時は距離で計算するため、料金は必然的に後払いになると思います。しかし、空港やホテルに移動する時は、あらかじめ金額を聞くかもしれません。その時、先にお金を渡さない方が良いでしょう。滅多にないことだと思いますが、もらってないと言われたりすることもあるようです。(これはハイヤーのように、いくつかの場所を回ってくれる運転手にも当てはまります。途中でいなくなってしまうこともあるとか・・・。)

交渉をしても、最後に支払うのが安全でしょう。

3、荷物の量を考える

当然といえば当然ですが、ウランバートル市内を移動するタクシーは基本プリウス程度の普通車です。筆者が使用しているラゲッジケースは90Lほどのサイズですが、夫婦で2つの荷物を乗せてもらうのにプリウス30でもギリギリでした。3名以上いる場合はタクシーを2台お願いする必要があるかもしれません。

モンゴル人は非常にアイディアに溢れていますので、工夫して日本では想像できない方法で荷物を乗せてくれる事もあります。私も今までそのアイディアに助けられてきました。日本では確実に道交法違反でしょうが、その知恵でうまいこと1台で収まったらラッキですね。

まとめ

いくつかの移動方法を書きましたが、最安値でなくともある程度の安心を確保してホテルまで移動するのにオススメなのは、❸ 非正規タクシー/空港内でしょうか。運転手の顔がバレしていることで、ある程度トラブルを回避できます。また正規タクシーほど高くありません。

白タクは予備知識があれば便利に活用することができます。タクシーを利用する時に必要なモンゴル語もぜひ学んでおきましょう。トラブルフリーでタクシーに乗れるように、事前に準備しておきましょう。

/// 別記事:モンゴル語講座 #3 タクシーに乗るとき(coming soon)///

新ウランバートル国際空港の建設と利用開始

一つ重要な点として、2020年10月1日より、モンゴルの国際空港の場所が変更になる予定でした。この新国際空港移転は何度も延期になっているため、いつ利用開始になるのかわかっていません。新国際空港は中心からかなり遠くなりますので、タクシー代も全く違う金額になるでしょう。

こちらも別記事にまとめてありますので、合わせてご覧ください。
/// 別記事:新ウランバートル国際空港はいつから利用開始するのか(coming soon) ///