モンゴル・ウランバートル市内で自然を楽しめるおすすめスポット!

モンゴルに来られる方は、広大な草原で馬に乗り、夜には綺麗な星空を眺めながらキャンプファイアーをすることを楽しみにされているかもしれません。このプランは確かにおすすめです。モンゴルのどこまでも続く広大な平野は日本ではまず見られません。
しかし、ウランバートル周辺でも十分楽しめるところがあります。バスやタクシーで行けるモンゴルの景色を楽しめる場所をご紹介します。また、モンゴル土産を買える場所も気になるところ!筆者が帰国時に買って行くお土産もご紹介しましょう。

1. ザイサン・トルゴイ

スフバータル広場を町の中心として考えると、そこから4〜5km程の距離にあります。根性と地図があれば、歩いて行ける距離です。もちろんバスも出ています。

///別記事:モンゴル・ウランバートルでの移動手段 #1 公共バスを使って移動しよう!///

ウランバートルを一望できる場所として、地元の人にも人気のある場所です。ウランバートルはほぼ平野に建っているので、なかなか全貌を見渡せる場所はありません。ザイサン・トルゴイの”トルゴイ”とは日本語で頭という意味があり、ザイサン山の頂上を表しています。ここに行けば、ウランバートル市全体がどれほどの広さなのかを確認することができます。

この山は約300メートルほどの高さなので、それほど高い訳ではありませんが、600段以上の階段を登る必要があります。ウランバートル自体が標高1250mの高さにありますから、そこでこの階段を登るのはなかなかの高地トレーニングになります。

下の写真は2013年に撮影したものです。当時は下から頂上まで全て階段でいく必要がありました。最近久しぶりに行ってみると、この中腹にショッピングモールができていました。もしかすると中腹まではエレベーターで行けるかもしれません。(筆者は中腹の駐車場までバイクで行ってしまったので確認できていません。今度確認します。)

頂上には展望台とソビエト退役軍人の記念公園があります。そこにある円形の壁画には、1939年のハルピン川の戦争での出来事が描かれているようです。詳しくはWikipedia”ノモンハン事件”をご覧ください。

このザイサン地区はモンゴルの中でもかなりの富裕層が住む区域です。筆者の写真の撮り方が悪く、下の写真で比較しても7年の歳月を全く感じませんが・・・、2013年にきた時は、周りはただの野原でお店というお店もありませんでしたが、ここ数年で全く様変わりしました。現在ではレストランも豊富にありますし、洋服などの専門店もあります。

ボルド山

ザイサンは高さ300m程の高さですが、そこから更に上に登って行くとザイサンの本当の頂上に行くことができます。ただ、上り坂なので歩いて行くのは結構大変です。バスで行くかタクシーにお願いする必要があるかと思います。

残念ながら筆者が行った時はガスがかかっており市内を見渡すことはできませんでしたが、一層高いところからウランバートル市内を見渡すこともできるようです。

モンゴルに来てすぐに気づくと思うのですが、この国は木々が非常に少ないです。ウランバートルから出てもなかなか木を見かけません。ボルド山はウランバートルの中でも貴重な森林地帯で、空気も綺麗で落ち着く場所です。自然を楽しみたいようであれば、オススメの場所です。

2. チンギスハーン 複合リゾート(キャンプ場)

モンゴル式のキャンプ場を堪能するなら、”チンギスハーン 複合リゾート”(Чингис Хааны Хүрээ Цогцолбор)がおすすめです。スフバータル広場から約20Kmの場所にあります。チンギスハーン国際空港の近くです。

ウランバートルに程近く、広大な自然を楽しめ、広大な土地にモンゴル特有の家”ゲル”が立ち並ぶ施設です。一見乱雑にゲルが建っているように見えますが、上空から見ると綺麗に配置されています。

モンゴル語 ー ”家”

ゲル(Гэр)とは日本語で””という意味です。現在でも多くのモンゴル人が住んでいる、白い円筒型のテントを”ゲル”と呼びますが、それだけでなく全ての家を”ゲル”と呼びます。
例えば住まいがマンションでも、自分の家のことを”マナイ ゲル”(私の家)と言います。

他にも建物の呼び方は様々あります。

  • マンション ー バイル(Байр)
  • 個人の一戸建ての家 ー バイシン(Байшин)
  • アパートのような、小さな集合住宅 ー オロン ニーティン バイル
    (Олон нийтийн байр)

ここはキャンプ場でもあり、宿泊施設でもあります。前もってサイトから予約を取れば色々なアクティビティも楽しめます。車で行った場合は駐車料金がかかりますが、休むだけならそれ以外に入場料などはかかりません。中にレストランもありますので、食事をとることもできます。

レストランのメニューの中にすごいものを見つけました!下の真ん中の写真の上から2番目のメニュー、値段が330万tg、日本円で約12万円です。メニューの名前は”Шарсан үхэр”、つまり、牛一頭を料理してくれるということです。何人分なんでしょうか?

今日のBBQのお肉買った?

うん、牛1頭買っておいた。

この会話、日本ではありえないですね。でも、モンゴルでは、2〜30人くらいで集まる時には生きた羊が連れて来られることはよくあります。

メニューの一番上にはちゃんと羊一頭もあります。価格は60万tg、日本円で21,800円です。牛と比べるとかなり安いですね。モンゴルで人気No.1のお肉は、ダントツで羊肉です。新鮮な羊肉は非常に柔らかく、臭みもありません。羊一頭はおそらく10人いても食べきれないでしょう。

モンゴルのとある光景

2年ほど前のことですが、筆者のマンション前のフェンスに羊が縛られていました。羊はその状況になると、自分がこれからどうなるのか分かっているようで、なんとも悲しそうな顔をしていました。逃がしてあげたい!と思いつつもそれはできず、これから食べられてしまうことを考えると可愛がることもできない・・・、私としては非常に切ない思いでした。次の日、マンションの廊下には血の跡が・・・。美味しく食べられたんですね。お祝いの日には、これもよくある光景です。

右側の写真を見ると、ゲルの宿泊料金が書かれています。人数によってゲルのサイズが変わってきます。価格は一人分ではなく、ゲルのレンタル料金なので、格安ですね。

  • 4人サイズ 10万tg ー 3,600円
  • 5人サイズ 12〜16万tg ー 4,300円〜5,500円
  • 6人サイズ 17〜20万tg ー 6,200円〜7,300円

フンヌーモール(恐竜好きの方はぜひ)

ウランバートルの中心部からチンギスハーン 総合リゾートに行く道中に、フンヌーモール(Хүннү худалдааны төв) というショッピングセンターがあります。ここには、恐竜の骨が展示されています。しかも普通に共有部分に。

実はモンゴルは恐竜の骨の宝庫です。モンゴル南部のゴビ砂漠周辺では、今でも沢山の恐竜の骨が見つかっています。しかも、かなり大型の恐竜が見つかっているので、展示されているものも迫力があります。

このショッピングモールの1階には、恐竜の博物館(有料)もあり、発掘された貴重な品々を見ることもできます。恐竜好きの方はぜひお立ち寄りください。

まとめ

まずは、自然を楽しめるところをピックアップしました。ウランバートルから程近い場所なので、どこも行きやすい場所だと思います。他にもウランバートル市内にはいくつもの博物館があります。私は電車に詳しくありませんが、鉄道博物館もあり、施設の外には古くからシベリア鉄道で使用されていたであろう汽車・列車が並んでいます。今後このサイトでもご紹介していこうと思います。

次回はウランバートルでの、おすすめ土産スポットをご紹介しましょう。

///別記事:モンゴル・ウランバートルで日本人ウケするお土産を買おう!(coming soon)///