モンゴルはビールが安くて美味しい!お土産にはウォッカがおすすめ!

旅行に行く時、現地で楽しみの一つは、夜の飲みでしょう。お酒好きの方は、その国でどんなお酒が売ってるのか気になりますね。筆者も海外に行った時はまずスーパーに行き、見たことのないビールを片っ端から買って行くタイプです。

モンゴルはどうかと言うと、実はビールが美味しい国です。モンゴルであまりビールのイメージはないかもしれませんが、種類が非常に豊富です。そして美味くて安い!。筆者がこの国で生きて行ける!と感じたポイントの一つでもあります。ここでは、スーパーで買えるビールやウォッカをご紹介していきます。

缶&瓶ビール

まずビールのスーパーに並んでいるビールの種類を見てみましょう。かなりたくさんの種類があることがわかるかと思います。基本的に500mlの缶か瓶になり、350mlのものはありません。

モンゴルで作られているものもあれば、ロシア、中国、韓国から入ってきているビールもたくさんあります。特に日本ではほとんど見ないのがペットボトルのビールです。写真の一番下の段に並んでいるものですが、2〜3Lの容量があります。中国からのインポート版ですが、キリンの一番搾りも棚に並ぶようになりました。でも、日本のとは少し味が違うと思います・・・。

では有名どころからご紹介していきます。先にお伝えしておくと、全てのビールに、日本の地ビールのような癖はありません。筆者はホップが強めのビールはあまり得意ではないのであまり飲まないというのもありますが、どのビールもすっきりとしており、飲みやすくなっています。

▪︎アルタン・ゴビ

発売:2003年〜
価格:2,300tg約84円
ラガー系の味の少し濃味ですが、苦味も美味しいビールです。個人的な意見ですが、スーパーで購入するビールでは、これが一番おすすめです。日本人に一番受けるビールではないでしょうか。

▪︎セングール

発売:2007年〜
価格:2,100tg(約76円
とっても軽いビールです。スッキリとした味わいでとても飲みやすいです。セングールには他に”ライト”やレモンやマンゴー味などの女性向けのビールも展開しています。

▪︎ボルギオ

発売:1927年〜
価格:1,900tg(約70円
コクとスッキリの中間にある、バランスのとれた味わいです。老舗の味で大勢の人に親しまれているビールです。このシリーズには黒ビールもあります。

▪︎ニースレル

発売:1972年〜
価格:2,100tg(約76円
”ニースレル”とは”首都”と言う意味があります。このビールもスッキリとしていて飲みやすいビールです。このビールも老舗の味なので、多くの人に受け入れられるビールです。

▪︎レジェンド

発売:?
価格:?
このレジェンド、個人的には一番好きなビールです。先ほどアルタン・ゴビで”一番おすすめ!”と言っていたはずなのにどうして?と思われるかもしれませんが、最近お店で売ってません・・・。コクとスッキリのバランスが個人的に一番良いビールなので、復活を願っています。

▪︎ジェム

価格:3,000〜3,200tg(約116円)

モンゴルの中でも高級なクラフトビールです。非常にコクと深みのある贅沢な味わいです。最近デザインも変わりました。こちらもぜひお試しいただきたいビールです。

ここで挙げた以外にもインポートビールがたくさんあります。その中でも”タイガービール”や”ハイネケン”、”カルテンベルク”なども人気です。特にタイガービールは1,800tg前後で安いので、筆者もよく飲みます。日本であまり飲まないかもしれないので、モンゴルに来た際には是非お試しあれ。

その他のお酒

冒頭でもお伝えしたように、モンゴルには近隣諸国からいろんなお酒が入ってきます。しかし、モンゴルあるあるですが、輸入品であるがゆえにスーパーで買えるものは一期一会です。美味しいものに出会っても、定期的に手に入るわけではなく、1度しかお目にかかれないものがたくさんあります。

筆者がこれまで購入したお酒の種類の一部をご紹介すると、こんな感じです。筆者は新しいお酒を見つけたら必ず買うので、試した商品はこの3倍以上はあるかと思います。そのほとんどを写真を撮らずに飲んでしまい、その後お目にかかることができていません。

特に”PRIME”というビールがありますが、これは日本のスーパードライに近い味で、モンゴルでも非常に人気の高いビールでした。しかし、会社のページを見ても2017年より更新が止まっており、筆者の感覚では約1年ほどの販売期間だったのではないでしょうか。何が原因だったのか・・・、知りたいです。

韓国や中国からもいくつかお酒が入っていますが、私はHiteを1回飲んだだけで、ほとんど購入していません。それは単純にモンゴルのビールの方がおいしく、安いからです。

こちらで気になるお酒を目にしたら、即買いですね。逃したら一生見つからないかも。

モンゴルのウォッカ

モンゴルで一番主流なお酒は、ビールとウォッカです。モンゴルのウォッカは非常に安価で、数百円から高いものでも2,000円ほどです。町中の小さなお店でも売っているほど、モンゴル人にとって欠かせない飲み物です。
種類も非常にたくさんあり、初めての方はどれを選んだらいいのかわからなくかんかもしれません。筆者はあまり度数の高いお酒は飲まないため、限られたものしか試していませんが、いろいろな味を楽しめる”Тайга”というウォッカはおすすめです。下に2種類写真を掲載していますが、実際はもっとたくさんの味があります。価格も20,000Tg前後(約750円)です。

他、モンゴル人に人気のあるお酒から、最近発売になったウォッカなどの写真も載せておきます。正直味がついていない透明なお酒は、筆者には違いがわかりませんでしたが、硬い/柔らかいの差はあるようです。ここに載せている商品は、店員に”飲みやすくお土産に適している”と言われたものです。

下の真ん中と右側のお酒は、最近発売になったようです。最初の”EDEN”や”ゴールドとシルバーの2色がある”CHINGGIS”はデザイン的にもオススメです。写真にはありませんが、外箱もしっかりしたものがあるため、筆者は帰国時によくお土産に購入します。ぜひお試しあれ。

アプリコット酒の作り方

筆者は毎年アプリコット酒を作っています。ウォッカが安いので、贅沢なアプリコット酒が作れますし、ウォッカの種類を変えることで味も変えられるので楽しいです。

材料(2Lの容器を想定)

  • ウォッカ(Хараа) 720ml x1と300ml x1
  • 氷砂糖 300g前後
  • アプリコット750g

上記の材料をプラスチックやガラスの容器に入れて、半年待つだけ。ポイントは少しだけ空気が入る容器が良いようです。大きな瓶で作るイメージもありますが、瓶の蓋を閉めっぱなしにしておくと、全く色がつかず、アルコールも飛ばないため、少し強い口当たりになります。半年待つと、いい色合いになります。

友人の家族も作っているので、誰のが一番美味しいかを年に1度競います。同じお酒を使っているのに味は全く異なりますし、高いお酒を使えば必ず美味しくなるわけでもないのでとても面白いです。

普段ホワイトリカーで作っている方は、こちらに来た時ウォッカをお土産に購入して作ってみるのはいかがでしょうか。

注意点

ご説明の通り、モンゴルはお酒がとても安く美味しい国です。ビールがお好きな人は十分楽しめると思います。ウォッカなどはお土産にもオススメです。

その反面、酒癖が悪い人もかなり多い国です。昼間から酔っ払っている人は町中にいますし、道路上で所構わず寝ている人もいます。よっぽどのことがない限り危害を加えてくることはいないと思いますが、近寄らないに越したことはありません。お店の中やバスの中に酔っ払いが入ってきた時には、店員や運転手が対応してくれると思います。

交差点のど真ん中で寝てます・・・。なんでここで寝るんだ!?と思うところでよく人が寝ています。

外国人だとわかると話しかけてくることもあるかもしれませんが、完全無視で大丈夫です。足早に立ち去りましょう。慣れないと酔っ払っているのか本当にいい人なのか判断できないかもしれませんので、近寄ってきた人には一応注意しましょう。